（５）カルグーリーとパース

　カルグーリー

　金鉱の町カルグーリには、日がとっぷり暮れてから到着した。
特急停車駅だが、暗ぼったい構内に駅員が一人居るだけだった。


　我々は、金鉱見学ツアーに参加した。
直径１00ｍ以上もあるような、大きな擂鉢状の穴だった。
暗くて良く分からないが、側面の螺旋形道路を這うようにして
登ってくるトラックが、まるで玩具のように小さく見えた。
残念ながら、フラッシュが届かず、写真にならなかった。
（これは掲示してあった昔の写真）

　パース駅









　　現地ガイドのアキコ


　２時間遅れて、やっと終着駅パースへ到着した。シドニーを後にしてから、実に４日目の朝だった。
ドライバーは、スティーブと言う地質学者で、我々とお揃いの赤い帽子をプレゼントすると
「Oh, Excellent !」と大げさに喜んでくれた。彼のお世辞もまた「最高！」だった。

　　
　
　パースは、スワン河の河沿に広がった美しい街で、
世界で最も住んでみたい３大都市のひとつだとか。
昔金鉱、今観光の街といったところか、
モダンな街並と豊な自然がよく調和していた。
街並には、初代総督のアーサー・フィリップが、
当地を英国領と宣言した日であるオーストラリア・デーを
祝うポスターが並んでいた。。
原住民アボリジ二にとっては、面白くもない日であろう。

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