デカン高原の北西を流れる、ワーグラ渓谷の岸壁中腹に彫られた素晴らしい壁画の仏教寺院が３０窟もあり、
紀元前１世紀頃の上座部仏教群と、紀元後５世紀頃の大乗仏教群がある。
石窟は完成後間もなく起こった戦乱で放棄され、１８１９年虎狩りのイギリス人によって発見されるまでジャングルに
呑み込まれ、その間に千年以上の歳月が流れていたと言う。
これらの壁画は、日本の古代仏教絵画の源流であるとも言われている。
残念ながら内部の写真は、三脚とストロボの持込禁止で撮影が困難だった。
川を挟んだ反対側の展望台へ登りたかったが、１時間以上も要する上に如何にもトラでも出そうな山だったので諦めた。
地獄の沙汰も金次第とか。見学者が独りだけになると、管理人が「写真ＯＫ！］とか言って手を出しチップを要求する。
驚くことは無い。こんな事、インドでは当たり前のようだ。
ここに見学に来られる子供たちは、一部の
上流階級のようだ。
ガイド曰く「このような、観光地で売っている
ミネラル・ウォーターは、値段も高い上に偽物が
多いから絶対に買うな！」
熊蝉にシャーシャー泣かれるのは、
この際真っ平御免蒙りたい。 nｅｘｔ