ビスマーク・ソロモン諸島海域の戦没者は１３万人余。ラバウルやブーゲンビル・その他この近郊で亡くなった
日本人をはじめ、他国の戦死者や巻添えを受けた現地の
人々のために、古式に則り厳粛な慰霊祭を実施した。
昨夜の雨で道路が決壊し、途中から歩きとなった。
父に捧げる追悼の詞
この広い海の藻屑と消えていった我が父光義よ。
判るかこの俺が！ 知っているか母の死を！
愛しい妻と頑是無い子供達を残し、死んでいった父よ。
その心中さぞかし虚しかったであろう！悲しかったであろう！
本当に悔しかったであろう我が父光義よ安らかに眠れ！
微かに残る父の想い出をハーモニカに託して
♪♪ さらばラバウルよ また来る迄は
しばし別れの涙がにじむ
恋し懐かしあの島見れば
椰子の葉陰に十字星 ♪♪
ハーモニカの演奏にあわせ、口ずさんでいた何人かの
すすり泣く声が聞こえた。
英霊に献杯
ここは山の中腹、すぐ先が火山灰で埋もれたラバウル地区。 パプア・ニューギニアの国旗は初めて見た。
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